パリで使い終わったクリスマスツリーはどこに捨てるべきか?
1月6日の公現祭が終わると一応パリのクリスマスシーズンも終わります。
まだまだマンションの入り口などはクリスマスツリーが飾ってあるところはたくさんありますが、一般家庭ではクリスマスツリーを片付けるところが多いようです。片付けるといっても日本によくあるようなプラスチックではなく、生の木!どうやって捨てるのでしょうか?
悩んでいると1月6日ごろからボチボチ道端にクリスマスツリーが捨てられるようになりました。
車と比較しても分かる通り、大きなクリスマスツリーが惜しげもなく捨てられています。特大サイズだと2m近くあります。
歩道に無残に打ち捨てられている様子に、日本のようにお焚き上げなんて感謝の心は微塵も感じられません。。。
一応袋に入って捨てられているものもありますが、入っていないものも多い。この辺のルールが曖昧なところもフランスらしいです。
とりあえずみんな道路に捨ててるし、旦那の会社の人たちに聞いても道路に捨てろというし、我が家も一番近くの交差点の歩道に捨てました。
ところが、その後パリ市が用意するもみの木リサイクルコーナーなるものが存在することがわかりました。一応そこに置くとリサイクルされて、公園の緑化に活用されるみたいです。
場所も地図でわかりやすくマッピングされていて、区ごとに場所の一覧も見ることができます。
なんだ・・・。あと2日早く知ってれば。
地図を見ると比較的大きな公園が回収ポイントとなっているようです。ただ、こちらのクリスマスツリーは車で運べるサイズでない場合が多いので、公園が近くないと大きなツリーを持っていくのは大変です。だからみんな道に捨てちゃうんでしょうね。
まあ、道に捨ててもきちんと回収されるので、おそらく不法投機には当たらないようです。ただし道に捨てられたモミの木は無残にもゴミ収集車に飲み込まれていきます。やっぱりもったいない・・・。
というわけでちょっと物悲しいフランスのクリスマスツリーの最後でした。
[2019年1月10日追記]今年も悩んでやっぱり捨ててしまったモミの木。在日フランス大使館のツイートでどんなふうにリサイクルされているか判明しました!
【不思議なフランス🔎】フランス北部ノルマンディー地方のある動物園では、 #クリスマスツリー に使われたモミの木🌲を動物たちのエサにしています。ヤギたちに大人気で、あっという間に食べられてしまうそう🐐 。ミネラルとビタミンが豊富だとか。#エコ ですね。Photo : @leditiondusoir @franceiine pic.twitter.com/ZzM9umwMIm
— フランス大使館 (@ambafrancejp_jp) 2019年1月9日
うおう、早く言ってくれー。。。あと3日言ってくれれば(涙)モミの木さん、ごめんなさい。これでも自然を愛する人間なんです。でも500mの道のりを自分と同じ身長のモミの木を担いでいく意欲がわかなった。でもこれからはちゃんとリサイクルに回します(また機会があれば・・・)
そうかあ、そうだったのかあ。栄養たっぷりのヤギさんたちの乳から美味しいシェーブルができそうです。シェーブル好きだから、やっぱりリサイクルすれば良かった・・・。
これからフランスでモミの木を捨てる方はぜひご参考になさってください。。