スーパーでもみの木を買ってみた!フランスのクリスマスツリー事情

12月に入りフランスはどこもかしこもクリスマス一色です。街中にはこんな巨大なツリーも登場!これ、なんと生のもみの木です。

フランスのアルザス地方はクリスマスツリー発祥の地と言われるだけあって、今も生のもみの木を飾る習慣があります。

花屋の前には大中小様々なクリスマスツリーが歩道に並ぶ。

11月の終わり頃から、花屋やマルシェに新緑のもみの木が沢山並び始めます。なんとスーパーにもどっさりと並びます。ちょうどお正月前にどこに行ってもお正月飾りが置いてある感覚に似ています。

ツリーの種類が豊富。白やピンクの塗料が吹き付けてあるタイプも。

大きさは大中小様々。売れ筋は子どもの身長と同じくらいの120cm前後のものから、もうひと回り大きい150cmのものようです。大きさによって値段は変わります。

なかには緑のもみの木に雪のようなコーティングをしたツリーも売られています。

さて我が家も初めてフランスで過ごすクリスマスなので、せっかくなので生のもみの木を買ってみることにしました。いざ、買うことにしたものの、どこで買ったものか。で、散々悩んで買ったのは最寄りのインターマルシェというスーパーです。

スーパーの入り口もモミの木が沢山!品質も十分です。

え?せっかくだから花屋で素敵なもみの木を買ったら良いじゃないって?それもそうなのですが、スーパーの方が安かったのです(笑)大きさも十分だし、家から近いし(←これ重要)、しかもクリスマスツリーを買うと10ユーロ割引くれる!?というわけで歩いて5分のスーパーで買いました。値段は29ユーロでした。

ちなみにもみの木を担いで帰るのは基本的にパパのお仕事です。でも大きなもみの木を家に持ってかえるのは大変!という人向けに「もみの木宅配サービス」なるものも存在します。

100cmのもみの木が29€ならスーパーで買うのと変わらない!?来年は宅配の利用も検討してみようと思います。

あれー、こうしてみると何だか斜めになっている・・・。

そんなこんなで我が家にやってきたもみの木はこちら。買った時は運びやすいようにネットに入ってます。改めて家に入れると大きい!

で、ネットをちょきちょき切って枝を広げるとこんな感じです。お〜、絵に描いたようなもみの木です。

と、飾りつけようとしてびっくりしたのですが、生物なので、小さな蜘蛛やら昆虫が結構ついています(汗)虫が苦手なお母さんにはちょっと辛いかもしれません。というわけで、まずは蜘蛛の巣を取ってツリーを綺麗にしてから飾りつけをしました。

ところで、もみの木は各家庭だけでなく、各マンションの入り口にも飾られるところが多いようです。

こちらは我が家のマンションに飾られたもみの木。マンションを管理するガーディアンさんと呼ばれる管理人さんがせっせと飾り付けをしていました。飾りは自分の子ども時代に使っていた思い出のものだそうです。フランス人は小さなものまでいつまでも大切に使うんですね。

街中のいたるところに飾られたクリスマスツリーのおかげで、暗くて寒いフランスのクリスマスシーズンを乗り越えられそうです。

▼生のモミの木は良いけど、どうやって捨てるの?という方はこちらの記事