フランスで見つけたアドヴェントカレンダー色々
今日は何の日?クリスマスイブ!
というわけで、アドヴェントカレンダーの最後の扉を開ける日でもあります。日本でもアドヴェントカレンダーはこの5年ほどで一気に身近な存在になりましたが、フランスでも大人気で子ども向けから大人向けまで様々なカレンダーを見かけました。
クリスマスイヴの今日は街で見かけたアドヴェントカレンダーたちをご紹介します。
定番の子ども向けチョコレート入りアドヴェントカレンダー
11月の終わり頃からスーパーには子ども向けのアドヴェントカレンダーの特設コーナーが設けられていましたが、郊外の大型スーパーにいくと種類が本当に豊富です!
なかでもkinderやmilkaといったチョコレートメーカーは様々なバリエーションのアドヴェントカレンダーを販売していました。
大量に陳列された多種多様なアドヴェントカレンダーを前に今年のカレンダーは何にしようかとウキウキしてしまいます。
少し大人っぽいアドヴェントカレンダー
もう少し上品なアドヴェントカレンダーが良いわ、という人向けに大人っぽいデザインのものもありました。
クラシックな落ち着いたデザインで大人も買いやすいですね。中のチョコもミント味など大人向けの甘すぎないお菓子が入っているようです。
街の小さなパティスリーのアドヴェントカレンダーも個性的です。
こちらはとあるショコラティエのもの。1日ごとに可愛いボックスの詰め合わせになっています。街を歩いているといたるところのショーウィンドウにこうした可愛いアドヴェントカレンダーが飾られていて、見ているだけでもクリスマス気分が盛り上がります。
さらにはっちゃけてる大人向けのアドヴェントカレンダー
ここまでは日本でもよく見るチョコレート入りのアドヴェントカレンダーですが、フランスでは大人もクリスマスへのカウントダウンが好きなようです。
まずはビール好きのためのビールアドヴェントカレンダー
毎日違うビールが飲めるらしいです。いかにも若者狙いなデザインなので20代が買うのでしょうか?
こちらはもう少し健康的?なコーヒー・アドヴェントカレンダーです。
こちらも24種類のコーヒーが楽しめるそうです。
スーパーで見つけたのが12月23日にみつけたのですが、半額になっていたので思わず買ってしまいました。もはやアドヴェントと関係ないし(笑)
ちなみにアドヴェントカレンダーを買う裏技として、12月に入ってから買うと良い、というのを今回発見しました。12月1日からカウントダウンするものなので、12月1日を過ぎると一気に値崩れします。
伝統的なアドヴェントカレンダーはもうないのか?
さて、フランスでも最近のアドヴェントカレンダーの主流はチョコレート入りですが、元々のアドヴェントカレンダーはお菓子が入っていないというのをご存知でしょうか?
実はわたしは子どものころ父の仕事の関係でイギリスに住んでいたのですが、その頃のアドヴェントカレンダーはお菓子はなく、1日ごとに紙の扉をめくると絵が出てくるというシンプルなものでした。
絵柄も大体キリストの生誕の場面やクリスマスの街の絵で、サンタさんなどもほとんど出てきません。また最後の24日は納屋でキリストが生まれた場面の絵が出てくるのが定番です。アドヴェントカレンダーはあくまでキリストが生まれた日に向かってのカウントダウンするものだったのです。
時代も変わって、もうヨーロッパでも古い伝統のカレンダーは受けないのかな?と思っていたところ、キリスト教系の本屋さんでひっそりと伝統的なアドヴェントカレンダーが売られていました。フランスは世俗主義を強く取っている国なので、キリスト教の伝統的なモチーフのものはさほど多くないようです。
というわけで、フランスでみつけたアドヴェントカレンダー色々でした。チョコレート好きの国民性を反映して多種多様なチョコレートアドヴェントカレンダーが主流でしたが、その中でもビールやコーヒーなどの進化版?が存在していて面白かったです。これらの新しいアドヴェントカレンダーは2〜3年後には日本に入ってきそうですね。
さて、我が家はどんなアドヴェントカレンダーを用意したかというと、日本のころと変わらず「レゴ」のものでした。毎日あまーーいチョコレートを食べさせるのは親としては考えちゃいますよね。幸いレゴ好きな子たちなので今のところごまかせています。
待ちに待った最後の24日の扉も開いていよいよ明日はクリスマス!きっと我が家だけでなくフランス中の子どもも大人も今ごろ最後のアドヴェントカレンダーを開け、今晩のパーティに向けて期待がMAXに達していることでしょう。
すっかり宗教色はなくなっていますが、その分、色んなアドヴェントカレンダーでクリスマスまでの日々をフランス人は楽しんでいました。