当たりが出たら一日王様 ガレット・デ・ロアの日
昨日はフランスの公現祭というお祭りの日でした。キリストの誕生日を祝い、東方の三賢人がイエスの元を訪問し祈りを捧げたことを祝う日なんだそうです。
公現祭の日、フランスではガレット・デ・ロワという焼き菓子を食べるのが伝統です。そしてその焼き菓子の中にはフェーブという小さな陶器の人形が1つだけ入っています。家族で焼き菓子を切り分けて、このフェーブが当たった人は王冠を被り、その年一年幸運がやってくるのだとか。
年明けぐらいからスーパーにもガレット・デ・ロワが大量に並ぶのですが、我が家ではいつも買いに行くパン屋さんで買ってみました。
このお店のパイは割とシンプルな形です。正式には大きなパイらしいのですが、家族4人なので小さい4人用のパイにしました。
さてさて、早速切り分けてみます。
さて、このどこにフェーブは入っているのでしょう?外からは全然わかりませんね・・・。
厚みなどをみて、どれに入っているか予想を立てながら、各自どのパイを食べるか選んでみました。
お味は甘すぎず美味しい!アーモンドプードルの生地でタルトの土台のようなお味です。
肝心のフェーブですが、中々出てこない・・・。フェーブの入っていない小さなパイもあると聞いたことがあるので、まさかのフェーブ無しか!?と冷や汗が出てきます。
しばらくして、パパが5歳児のパイの中にフェーブがあるのを発見!
もっと丸っこいフェーブを想像していたのですが、このお店のは薄いフェーブでした。ボーダーの服とはまたフランスっぽいですね。
何より安心したのは一番当たってほしい次男坊に当たったことです。当たらないとまあ、大騒ぎで一日大変なことになりますからね。
王冠を被って次男坊はご満悦です。12時までという約束で色々王様の願いを叶えてもらっていました笑「ぼくは王さまだぞう!」と威張っているその姿は寺村輝夫さんの『ぼくは王さま』そのものの、どうしようもない王さまでしたが、この日だけは良しとしましょう。
というわけで、はじめてのガレット・デ・ロワ、美味しくて楽しいイベントでした。