フランスは2週間の秋休み!?お休みの間、子どもはどうするの?
すっかり秋も終わりに近づき、木枯らしが吹くようになったフランスですが、10月21日から学校は2週間のバカンス(お休み)に入りました。新学期が始まってからまだ6週間しか経ってないんですけどね・・・。日本人には馴染みの無い万聖節のお休み。フランス人や日本人の子どもはどのように過ごすのでしょう。
フランスの秋休みと万聖節(toussaint)
今回のお休みは11月1日の「万聖節」というカトリックの祭日に合わせて前後1週間がお休みになっています。「万聖節」とは「全ての聖人を弔う日」という意味だそうです。一般の人はその時期に墓参りをする習慣があり、菊の花をお供えするのだとか。なんだか日本のお彼岸と秋の菊の節句が合わさったような感じですね。
また最近はハロウィンブームもジワリジワリと浸透し、カボチャもお店で良くみかけます。
万聖節のお休みの間には夏時間が冬時間に変わり、冬の到来を告げるお休みでもあります。お休みの間に冬時間にゆっくり慣れるという意味合いもあるのかもしれません。
休暇中は学童保育へ
さて、学校が2週間のバカンスの間子どもたちはどうするのでしょうか?ほとんどの家庭が共働きですが、さすがに2週間まるまる休むわけにはいきません。なので、多くのフランス人は子どもが通う学校で行われる学童保育に通わせます。
学童保育では学校で毎日レクレーションが行われたり、さまざまな場所に遠足に行ったり、普段できないアクティビティを子どもたちは楽しむようです。
10月の頭には「バカンス中の学童の予約をしてね!」と市役所からメールでアナウンスが来ました。お休みの間のサポートも万全なのでバカンス大国でもフランス人は安心して働き続けられるようです。
バカンスだけ日本人幼稚園という選択肢も
パリ市内の日本人はまた少し別の選択肢を取り、日本人の幼稚園にその時期だけ通わせるという人も多くいます。我が家も今回はじめてのバカンスを取るにあたり、以前通っていた日本人幼稚園にお世話になることになりました。子どもも久しぶりに日本人のお友だちと遊ぶのを楽しみにしているようです。
自宅近くに日本人幼稚園が無い、あえて異国の文化に触れさせたいと言った理由で現地幼稚園を選択した家庭に取っても日本人のお友だちや子育てを相談できる日本人の先生は大変貴重な存在です。親子ともに外国の幼稚園という完全アウェイを離れ、慣れ親しんだ日本人コミュニティにしばしの間身を寄せてもらう。そんなことができるのは世界でも指折りの大都市で、数多くの日本人が暮らすパリならではです。
さて、我が家のはじめての万聖節はどうなることでしょう。またこのブログの中で万聖節のフランス人の過ごし方をご紹介していきたいと思います。