小さい子どもと楽しめる!国立自然史博物館「進化大陳列館」

大人にとって街歩きだけでも楽しいパリですが、小学生低学年以下の子連れにとっては案外楽しめるところが少なくて困ってしまうパリでもあります。そんな時は博物館はどうでしょう?パリの国立自然史博物館なら大人はパリらしいオシャレな雰囲気を、子どもは色んな動物の陳列を楽しみながら観光することができますよ。

目次

まるで動き出しそうな動物たち

パリの国立自然史博物館の進化大陳列館の特徴はなんと言ってもズラッと並んだ動物のはく製たちです。

メインのホールに展示されているアフリカのサバンナコーナーでは子どもたちにおなじみのキリンやカバ、シマウマ、ゾウなどがズラーーーーと並んでいます。

はく製なので、もちろん等身大。今にも行進しそうな動物たちの列に子どもたちもしばし座り込んでじっと見入っていました。

こちらのライオンたちは毛並みもリアルで今にも動きだしそうな迫力です。動物園では決して近づけない距離でじっくりライオンを観察できます。

また、別のフロアでは絶滅種のはく製も見られます。特に面白かったのは1681年に絶滅したとされるドードー鳥。ただし、こちらは本物のはく製は古すぎて現存しておらず、レプリカのようです。

『不思議な国のアリス』に登場する架空の生き物かと思っていましたが本当にいた動物なんですね。模型を見ることで、350年近くに生きていた動物の実際の大きさを感じたり、生きていた姿を想像するのもまた楽しいです。

サバンナにいるような演出

この博物館の面白いところは、天井の明かりが少しずつ変化して日の出から日没まで部屋の明るさが変わっていくのです。時折、鳥のさえずりがしたり、急に暗くなって雷の音ともに雨の音がしてきたり。

また、小さいモニターが設置されていて実際にサバンナで生きる動物たちの様子も知ることができます。

子どもが夢中になるしかけ

ひとしきり、はく製を見て子どもたちが飽きてきても大丈夫。進化大陳列館には動物たちのことをより深く知ることができるしかけが沢山あります。

特に秀逸なのが、動物の生態を学べるクイズ端末。各展示コーナーに設置されていて、サバンナの動物、北極の動物など様々な動物のクイズで遊べます。

フランス語、英語、スペイン語モードがありますが、言葉がわからなくても直感的にわかるようなっているので小さなお子さんから遊べちゃいます。

というわけで、パリ自然史博物館の進化大陳列館をご紹介しました。

この博物館があるJardin de planteにはこの他にも恐竜の骨が展示してある博物館や鉱物の博物館、植物園にフランス最古の動物園もあり、親子で丸一日楽しめるスポットです。

パリの都会の雰囲気に疲れたときはちょっと足を伸ばして自然を探求する一日にするのも楽しいですね。