美しいエトルタの崖は怪盗ルパン『奇巌城』、モネの絵画の舞台だった ノルマンディー旅行2日目
親子三代フランス旅の最終日はノルマンディー地方のエトルタに寄りました。
エトルタは美しい崖で有名な村です。
「アブァルの門」という象の鼻のような崖が特に有名で印象派の画家モネがこの風景の絵をたくさん描いています。
また、怪盗ルパンシリーズでルパンの隠れ家エギューイ・クルーズがあった岩のモデルもあります。その岩はちょうど象さんの鼻の向こうにあって隠れてしまっているので残念(涙)本当は崖の上に登り反対側に回ればその岩が良く見えるのですが、高齢の父の体力もあり今回はそこまでいくのを見送りました。崖の上には小説に登場した物語の鍵となる「暗号」のプレートもあるらしいので、もしお時間と体力のある人はぜひ崖のうえまで行くことをオススメします。
また、アブァルの門の反対の「アモンの断崖」もすばらしく美しいです。
なだらかな坂の草原を上がったところにある教会が非常に絵になります。こちらもモネの絵画の題材になっています。
ちなみにこれらのモネが描いた絵はどこで見られるのかしら?と思っていたところ、何と作品のいくつかはいくつかは日本で見られるようです。
象の鼻のような「アブァンの門」は東京のポーラ美術館に、丘の上の教会がある「アモンの断崖」は京都の大山崎山荘美術館にそれぞれ所蔵されています。帰国の際はぜひ見に行かないと!
さて、美しい景色をよそに、我が家の子どもたちはやっぱり遊びに夢中(苦笑)。
磯遊びしたり、
パパと石投げしたり、
凧揚げしたり・・・ってもはや美しい景色は関係なし!
とにかく外で遊べればなんでも良いのです。せめて奇巌城を読んでからくれば良かったと色々思うところはありましたが親子でのんびりできたので良しとしましょう。
ちなみにエトルタにはルパンの作者の住んでいた家を「ルパンの家」として見学することができます。残念ながらシーズンオフで私たちは見ることができませんでしたが、エトルタの崖とセットで観光するとより楽しいですね!私たちも機会があれば今度は「予習」してまた訪問したい場所です。
これで親子三代フランス旅も無事に終了です。
ブルターニュもノルマンディーの海と街の両方を楽しめる充実した旅でした。サン=マロ以外はパリから日帰りで行ける距離なので、レンタカーや日帰りツアーを活用して観光するのがオススメです。