シャガールの天井画だけじゃない!79歳の親も大満足パリ・オペラ座見学

エッフェル塔、ルーブル、凱旋門、ベルサイユ。パリには世界的に有名な観光スポットが数多くありますが、中心部にあるオペラ座・ガルニエ宮も負けていません!今回は日本から遊びに来た79歳の親も大満足だったオペラ座見学をレポートします。

目次

観光に便利な立地

パリのオペラ座・ガルニエ宮はルーブル宮殿の北側にあり、パリで一番賑やかな場所に位置しています。すぐ近くには世界的に有名な百貨店であるギャラリー・ラファイエットや空港行きのバスの発着所もあり、パリを訪れる人はほぼ必ずこの辺りを一度は通るという場所です。

日本から遊びに来た79歳の両親も連日の観光で少し疲れてきたということもあり、この日はパリの中心部からすぐに行けるオペラ座見学をすることになりました。

まずは何と言ってもシャガールの天井画

パリのオペラ座のハイライトは何と言ってもシャガールの天井画です。シャガールという画家を知っていても知らなくてもきっとその幻想的な天井画にたちまち虜になってしまうことでしょう。

70歳を過ぎた両親は「芸術はさっぱりわからないんだよね〜」と言いながらも、すっかりシャガールの絵が気に入った様子です。

私たちが行ったときは夜のバレエ公演のリハーサルをやっていたため、劇場内の照明が消されており、劇場内がかなり暗い状態でした。なので、天井画はやっと肉眼で見える、という状態でした。が、それがむしろ幕中にはこんな風に天井が見えるんだろうな、という想像力を掻き立ててくれます。

シャガール以外にも見所満載

今回初めてオペラ座を見学したのですが、有名なシャガールの絵以外にもオペラには見所がいくつもありました。

一つは『オペラ座の怪人』に登場する「5番のボックス席」。物語の中で怪人がヒロインのクリスティーンの主役抜擢とともに、5番のボックス席の利用権を要求します。この5番のボックス席は実在していて、見学ルートでは中には入れないものの、チケットを買うと普通に座れるそうです。ただし、オペラ座で最も高いチケットなのだとか!物語のおかげで一番有名な席になってしまったのですね。

次に豪華絢爛な装飾も圧巻です。19世紀に建てられたオペラ座は伝統的なフランス建築の技法と新しい技法の両方を取り入れていて、特に大休憩室はまばゆいばかり。あまりに綺麗な装飾にベルサイユよりこちらの方が素敵!なんて声も聞こえてきました。ちょうど、2004年に修復を終えたこともあり、創建当時の状態で見ることができるのだそうです。もうとにかくどこを見ても繊細で優美な装飾の数々が絵になる!この空間にいるだけで夢見心地になってしまいます。

わかりやすい日本語音声ガイド

さて、この美しいオペラ座見学を盛り上げてくれる音声ガイドも秀逸です。5€で借りられる音声ガイド端末は非常に良くできていて、ルーブルの3DSと比べてもダントツで使いやすい。

特にわかりやすいナレーションとエピソードを盛り上げるクラシック音楽、そして迷わずに見学できるナビゲーションが良くできていて、79歳の父も70歳の母もストレス無く見学することができました。

というわけで、ちょっとシャガールの絵でも見ておこうか、という軽い気持ちで行ったオペラ座でしたが、両親にとってこの旅一番のお気に入りの場所になりました。

所用時間もじっくり見学しても2時間弱。ギャラリー・ラファイエットでのお買い物とセットで観光するのもおススメです。