まるで絵本の世界 フランス・コルマールのクリスマスマーケット

フランスでクリスマスマーケットといえばドイツとの国境のアルザス地方!ということで、クリスマスマーケットがオープンしたばかりの11月最終週の週末に車を5時間走らせて行ってきました。

今回は『ハウルの動く城』の舞台で有名になったコルマールのクリスマスマーケットの様子をご紹介します。

目次

アルザスのクリスマスマーケット

アルザス地方のクリスマスマーケットは14世紀にはその原型があったということで、ドイツと並んで歴史があります。今も35の村や街でクリスマスマーケットが開かれています。ちなみに最も古いクリスマスマーケットはアルザスの首都ストラスブールだそうです。

しかし、わたしはどちらかというより、大きな街よりこじんまりして味のある街の方が好み!なので今回はストラスブールと並んでクリスマスマーケットが有名なコルマールという街に行きました。日本人には宮崎駿監督の映画『ハウルと動く城』の舞台のモデルとなったことで有名です。子どもたちも好きな映画だから興味を持ってくれるかな?というのもコルマールにした一つの理由です。

アルザスに来てみて。「なるほどクリスマスマーケットの里だ」ということが良く分かったことがあります。途中の景色がすでに良くクリスマスカードで見る世界なんです!

まだ12月になっていないというのに、気温は大変低く、最高気温が5度未満!うっすらと雪が積もった木々はクリスマスの飾りそのもの。もみの木も雪を被り、飾り付けをしたらそのままクリスマスツリーになりそうです。

5歳と8歳の男の子たちも今年初めて見る雪にテンションが上がります。

絵本の世界のクリスマスマーケット

さて、コルマールの街も絵本の世界に迷い込んだようで本当に素敵でした。

街中至る所クリスマスの飾り付けがしてあります。この家なんかオモチャの家みたいで可愛い!

ほかの観光客もバシバシ写真を撮っていますね(笑)非常にフォトジェニックな街です。

コルマールは思っていたより大きな街だったのですが、その分広場という広場にクリスマスマーケットのお店が立ってかなり規模が大きいようです。子どもはしばしパパに任せてママは撮影に夢中(笑)

 可愛らしいクリスマスの飾りがあちらこちらに売っていて、街を歩きながら目移りしてしまいます。子どもそっちのけで見ていたら、「ママ、早く〜」と急かされ、我に戻ります。

寒くなってきたらホットワイン!

さて、クリスマスマーケット散策はとっても楽しいのですが、寒い!!この日も時折小雨が降る寒い日でした。

そんな時、体を温めてくれるのがホットワインです。

コルマールではどこのお店でもホットワインは2.5ユーロです。これにカップ代が1ユーロ足されるのですが、カップがまた可愛い♡カップはリフィル式になっていてお店に持って行くとまた同じカップに足してくれます。可愛いので記念のお土産にもなります。

そして今回初めて白のホットワインを飲んだのですがこれが美味しい〜!!温めてあるのでアルコールはほとんど飛んでいて、シナモンとぶどうの香りでまるでアップルパイみたいな味です。半日で3杯飲んでしまいました(笑)これだったら子どもいける?と一瞬頭をよぎりましたが、流石にやめておきました。

ホットワインの他にもコーヒーやココア、ホットリンゴジュースを売っているお店もありました。また、揚げたてチュロスや、スープなども冷えた体を温めてくれます。お酒が飲めないパパや子どもたちはこちらで体を温めました。

クリスマスマーケットは夜の方が歩きやすい

さて、日中のクリスマスマーケットも良かったのですが、夜はまた格別です。何せライトアップでさらに雰囲気が増す上に、人が少ない!

そして写真もゆっくり撮りやすい(笑)

私たちが行ったときはまだ11月で、しかも日曜の午後だというのに人、人、人で日中は歩きにくかったのです。それが夜になると街を歩く人が半減しました。おそらくコルマールの外に宿を取っていたり、ストラスブールに宿を取ったり、という人が多いのでしょう。

人の少ない時間のクリスマスマーケットを楽しみたい方はやはりお目当ての市が立つ街中に宿泊したほうが良いでしょう。コルマールは夜20時まで営業しているので時間を気にせずゆっくり楽しむことができます。

我が家はクリスマスマーケットから歩いて10分のところにあるキッチン付きの宿を4人で130ユーロで泊まることができました。さすがフランス、宿代が安いのは嬉しい。(そのためには少なくとも3ヶ月前には宿を取ってくださいね)

夜は街のライトアップとお店の温かな光で街の雰囲気が一層増して本当に綺麗でした。なんで光ってこんなにも人を惹きつけるのでしょうね。

また、昼と違って人も少ないのでクリスマスの飾りもゆっくり見ることができます。

ここで、またママは子どものことを忘れて撮影に夢中(笑)いかん、いかん。と自分に言い聞かせるも、つい我を忘れてしまう魅力がクリスマスマーケットにはあります。今回は完全に子どもではなくママメインの旅になりました。まあ、たまには良いよね!それでも一応二人ともクリスマスの雰囲気は楽しかったようです。

しっかりお土産も買って、ほとんどのお店が閉店した夜8時に宿に帰りました。

「クリスマスマーケット楽しいよ〜」と人からは聞いていましたが、想像以上に楽しかった!そして絵本やクリスマスカードの中に迷い込んだような不思議な感覚がとても心地よかったです。個人的にはフランスに来てダントツNo1のイベントでした。これを機にクリスマスマーケットにハマってしまいそうです。

冬のヨーロッパ寒くて嫌だや〜と思っていた方も、次の旅行はヨーロッパのクリスマスマーケットでホットワインはいかがでしょうか?コルマールのクリスマスマーケット、おススメです。

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