フランスで「モネの睡蓮」のあの庭を並ばず観光するなら断然事前予約がオススメです

有名なクロード・モネの「睡蓮」が描かれた「モネの家と庭園」はパリから1時間で行くことができます。そのためパリからの日帰り旅行で世界中の人が訪れる場所でもあります。そんな人気の観光地を限られた日数の中で、個人旅行でも効率的に楽しむ方法をご紹介します。

目次

チケットの買い方

「モネの家と庭園」はチケット窓口で入場券を買うことができますが、日によってはチケットを買うために長い行列ができてしまいます。

そこで特に個人旅行でオススメなのがウェブでチケットを事前に購入する方法です。

Webでチケットを事前購入するメリットは並ばずに入場できるだけでなく、モネの庭園に近い専用入り口から入れる、という点です。

日程が限られた中では大きな時間の節約になるため、チケットの事前購入は旅行者にはありがたいシステムです。

Webからのチケット購入方法

モネの家のチケットは「クロード・モネ財団」の公式ホームページから購入することができます。フランス語、英語の他、日本語対応もされているのでわかりやすいですね。

メニューの中から「オンライン・チケット販売」を選択するとチケット予約サイトが3つ出てきます。その中で1番上のDigitickを選択すると予約サイトに飛びます。

さて、ここから先は日本語サイトが無いので一気にハードルが上がります。英語対応もされているはずなのですがどうもうまくいかないので、私はフランス語版で申し込みをしました。

まずはカレンダーで日付を選択します。

続いてチケットの枚数を選択します。

入場料

料金設定は3つあり、それぞれ

  • Plain tarif Adultes:大人料金 9.50€
  • Tarif réduit – Enfants de +7ans et Etudiants:7歳以上の子ども割引 6.5€
  • Tarif PMR:障害者料金 5.0€

となっています。

なお、6歳未満は無料です。

購入したいチケットの枚数をそれぞれ入力した後”FINALIER L’ACHAT”というボタンを選択すると個人情報を入力する画面に変わります。

おそらく旅行者ならDigitickを何度も使うことはないでしょうから画面下方のNouveau client digital”に必要事項を入力しましょう。

その後クレジットカードの入力画面が出て購入完了となります。

入場方法

さて、観光当日はチケットを事前購入した人専用の入り口から入場します。実はこの入場口は個人客が入場する正面の入り口と真反対にあるので注意が必要です。

チケット売り場がある正面入り口はジヴェルニーの村を通るクロード・モネ通りにあります。一方団体客とチケットを持っている人の入り口は県道のD5線沿いになります。観光の中心はクロード・モネ通りになるので、村からモネの家に向かうと少し迷うかもしれません。

D5側の入り口を入るとモネの描いた池に通じる通路があり、入場してすぐに見学することができます。私が行ったときは、専用入り口はほとんど誰もおらず文字通り並ばず入場できました。

特に小さな子どもがいる家庭は観光をしてもすぐに疲れたり、飽きてしまいます。チケットを買う時間など、余計な時間を減らした方が親も子どももストレスが減りますね。

チケットを忘れてしまったら・・・

なお本来であれば入り口で申し込み時に印刷したバーコードが必要らしいのですが、私は良く意味が分かっておらず、印刷したチケットを持っていませんでした。

そこで申し込み時に送られてきたメールの”Nos de réservation”という欄に書いてあった10桁×人数分数字を見せると、係のおじさんが手元の機械にその番号を入力して確認してくれました。10桁毎に一人分の予約番号になっているようです。

ただし後でわかったのですがそのメールには「このメールはチケットではない。このメールを見せても入場予約は保証できない」と言った趣旨のことが書いてありました。たまたま窓口の人がいい人でしたが、融通の利かない人に当たった場合、入場できないこともあり得えます。申し込み時にはチケットをプリントアウトしておくことをお勧めします。

おススメの時間帯

ここまでチケットの買い方と入場についてご紹介しましたが「いつ行くか」も非常に大事です。

ありきたりですが、ここはやはり混雑する休日は避け、平日を狙うのがベストでしょう。特に月曜日、火曜日と休館する美術館が多い中でモネの庭は定休日がありません。月曜日に超混雑するルーブル宮殿に行くなら、パリの郊外まで足を伸ばすのが良いかもしれません。

私が行った平日ですら正面入り口の行列は20〜30人ほどができていましたが、休日ともなると当日券の行列が数百メートルに伸びるようです。またモネの庭も狭い遊歩道が人だらけになります。

特にフランス人が昼食を終える14時前までに入場しておくと、混雑のピークが始まる前に全てを見終えることができます。

我が家も人が少ない時間帯にモネの庭から先に見れたので、子どもたちとゆったりとお庭の生き物観察も楽しめました。逆に庭を見終わる頃には、正面玄関で先にモネの家を見終わった個人客が押し寄せてきたので、庭を出るころには混雑し始めました。

というわけで、ジヴェルニーの「モネの家と庭園」を並ばずに効率的に楽しむ方法をご紹介しました。実際にモネの庭に行ってみるとオランジュリー美術館で観た「睡蓮」の世界がそのまま広がっていました。7月なら睡蓮も咲いていて絵画の世界に迷い込んだ気分になれます。

個人で観光する場合はぜひ事前予約を活用して、モネの家と庭園をたっぷり楽しんでくださいね。