世界遺産シャンボール城のクリスマスが子どものプレイランドに変身!?

クリスマス休暇を利用して世界遺産のシャンボール城にやってきました。初めてのお城巡りで一番心配だったのはまだ歴史を知らない小3と年中の男の子たちが華やかな宮殿を見て楽しめるか?ということ。女の子ならあっという間にお姫様気分になれそうですが、正直古い建物に興味の無い坊ちゃんたちがすぐに飽きてしまうのでは?と非常に不安です。

残念ながらその心配は的中しました。

車を降りてお城に向かうなり、「えーー!お城?つまんなーーーい」の大合唱。いやいや、お城つまんないって、フランス来てまだ一度もお城見たことないじゃん・・・。っていうか今回の旅行の目玉はお城しかないんだから諦めて!!!と半ば有無を言わさず連れて行きます。

目次

クリスマスなら子どもも楽しい!?

拒絶気味の子どもたちの反応が少し変わったのは、お城に入ってすぐのところに置かれた大きなクリスマスツリーを見てから。後から知ったのですが、クリスマスシーズンのシャンボール城は48部屋あるお城の中の至る所にクリスマスツリーが飾られるんだそうです。

ハイテクなオーディオガイド

ちょっと気持ちがほぐれたところで、シャンボール城のハイライト、二重螺旋階段を登ってみます。レオナルド・ダ・ヴィンチが設計したという説もあるようですが、人に会わずに登り降りできることに子どもたちは興味を持ったようでした。

もう一つ子どもたちを引き付けたのは、タブレット型のオーディオガイド。館内にあるメダルを読み込むとその部屋の説明が出てきます。

部屋によってはルネッサンス期の部屋の様子を3Dで再現ふるなど、面白い工夫もありました。子どもたちはこういう仕掛けが好きなので助かります。

子どもも喜ぶしかけたち

さて、ハイテクなオーディオガイドの力も借りてシャンボール城見学は順調に進んで行きます。いかにもお姫様〜なゴージャスなインテリアの数々。流石フランス王家のお城。

かの有名な太陽王、ルイ14世の胸像だってある!(肖像画もあります)そうそう、ここで、ルイ14世って生まれたのよね〜、と一人盛り上がりまくる母ですが、こんな素晴らしい展示も坊主二人は完全スルー!!「この部屋つまんない、早くいこー」と早くも飽きてる様子。。。

ハイテクを持ってしてもダメだったか・・・と落胆しかけてた時に救世主現る!

イケメン剣士(風のスタッフ)による剣術道場。子どもたちの向けにフランス版チャンバラ教室という感じで、これは男の子のハートをガッツリ掴んでました。

そのほかびっくりしたのは、世界遺産の中の国宝級の絵画の前に設置されたキッズコーナー。これにはplayducation好きなわたしも心底たまげました。

きらびやかな絵画とシャンデリアの部屋で塗り絵。

巨大なすごろく。

そしてマリーアントワネットの肖像の前でボードゲーム。。。なんて贅沢な。ちなみにこのマリーアントワネットはレプリカでしたが、同じ部屋にあったルイ16世の絵は本物でした。

おそらくクリスマス限定サービスだとは思うのですが、世界遺産にキッズコーナーを作ってしまうフランス人、太っ腹すぎます。

でも、こうしてフランスの遺跡にはこうした子ども向けの工夫が良くされているのを見ると、日本ももっと子ども向けのしかけや工夫があっても良いのにな、と思います。子どもが楽しめるしかけは、案外大人たちも楽しめるものですから。

というわけで、シャンボール城の数々の工夫のおかげで、何とか初めての古城見学も無事終えることができました。