親子で冒険気分☆海賊の街、サン=マロ(Saint-Malo)

目次

海賊が本当にいた街 サン=マロ

せっかくモンサンミッシェルまで来たのだから、もう少し周辺も観光したい!という方にオススメなのが、さらに西に車で1時間のところにあるサン=マロ(Saint-Malo)です。

特に子連れの方にこの街がオススメの理由は何と言ってもサン=マロが「海賊の街」だということ。かつて本当に「海賊」が住んでいたと聞いただけで子どもたちのテンションが上がりそうですね。

サン=マロはカナダを発見したと言われるジャック・カルティエが拠点にしていた街でもあります。海賊達が持ち帰る富のおかげで潤った資金を元に、ジャック・カルティエも未開の地を求めて冒険したのでしょうか。

見所は港に突き出した街をぐるりと囲む城塞と、その中の街散策です。

まずはアプリをダウンロード

観光する前にインフォメーションで見つけたサン=マロの公式観光アプリをダウンロードしてみました。


アプリにはサン=マロの美術館やガイドツアーなどのアクティビティやレストランの情報を見ることができます。

特にファミリーにオススメなのがこちら

「子ども向け」メニューです。このメニューからサン=マロと周辺の子どもが楽しめる施設やアクティビティのリストが出てきます。

画像では広域で表示され、サン=マロの中心部だけでなく周辺の人気施設も探すことができます。時間が取れる人はサン=マロの周辺観光もいいですね。

サン=マロ歴史博物館で歴史を知る

サン=マロに着いてまず行ったのが「サン=マロ博物館(Musee d’Histoire de la Ville)です。

こちらの施設は有料ですが、サン=マロの歴史や昔の道具、市庁舎として使われていた建物を見ることができました。実は中に入ってみると若干地味な施設だったので子ども達が楽しめるか心配になりましま。それでもここに海賊がいたに違いない!という建物の歴史的な価値も含めて意外と盛り上がっていました。展示品の「本物」としての説得力もテーマパークとは異なる魅力があり、歴史を肌で感じるのに役立ちました。

ちなみに入り口は城壁の外にあり、少し迷いました。

入り口には大きなイカリと大砲があります。

博物館では船の模型や当時実際に使われていた船旅の道具や船の装飾品などが展示されていました。

こちら海賊船かどうかはわかりせんが、小学生の長男は興味深そうにみていました。

親が興味を持ったのは羅針盤や星で方角を見る道具です。

当時こんな道具だけを頼りにヨーロッパからアメリカ大陸まで何があるかわからないのに航海して行ったと思うとロマンを感じてしまいます。

この博物館が面白いところは塔の上まで登れること。ぐるぐる長い螺旋階段を登っていくとバーーンと広い大海原が目に飛び込んできます。

少し離れたところにあるのは旧城塞です。今の街を囲む城塞ができる前は遠浅の島の上に城塞が作られたのですね。潮が引いている日は旧城塞にもいけるようです。

この塔から街の見張りや、財宝を持ち帰る船を待つていたのかと思うと大人もワクワクしますね。

入場料

参考までに2017年5月時点の入場料を記載しておきます。

  • 大人 8ユーロ
  • 子ども(8〜18歳) 3ユーロ
  • 子ども(7歳以下) 無料

入場料を払うと日本語の簡単なパンフレットをくれます。

城塞の中を散策する

サン=マロ歴史博物館の後は街の中の散策です。

城塞の門をくぐって街に入ります。

城塞の中は立派な石造りの街になっていました。連休ということもあり、メイン通りは観光客がたくさんいて賑わっています。いかにもなお土産ものもたくさんありました。

お土産屋のザ・宝箱!宝箱を見るとミミックと思ってしまう私はドラクエ世代です笑笑

この他に素敵なブテイックや食べ物屋もたくさんあるので、可能なら一日滞在してゆっくり散策したいと思いました。

城塞の上を歩く

一通り街の散策をした後は城塞を歩きました。

ワクワクドキドキで階段を上るとこの景色!

こんなに海の側に作られた街なんですね。写真はありませんがちょっと高いところから街を見下ろすのも面白いです。

ビーチにも寄ってみました。

目の前はイギリス海峡です。この海峡を行き交うイギリスやその他の国の船を狙って海賊達は出航して行ったのでしょうか。

という感じで半日でしたがサン=マロを満喫することができました。駆け足であれば1〜2時間で楽しめますが、オススメは半日取れると十分見所を見て回り、ショッピング、食べ歩きや食事と楽しめるかな?

大人も子どもも楽しめる冒険気分とロマンあふれるサン=マロの旅でした。