値段の割に高機能!フランスのキャンプ場はコスパ最高

フランスはいよいよバカンスシーズン到来!

7月に入り、日に日にパリから人が減っていくなか、フランス人はフランスの田舎や国外のリゾートで約1か月ほどのバカンスを楽しむのが通例のようです。日本人からするとなんとも羨ましい話ですよね~。

でも気になるのは1か月も旅行に行ったら、旅行費用がすごいことになるんじゃないの?

ということです。

現地の人は田舎の親戚のうちに行ったり、友たちと別荘を借りたりする人も多いようですが、コスパ重視派に人気なの宿泊先の一つがキャンプ場。

そして長期滞在を前提としているので、日本のキャンプ場と比べると驚くほど高機能なんです!

今回はフランスで体験した、高機能なキャンプ場事情をご紹介します。

目次

Booking.comで予約できるキャンプ場

フランスに来て初めての夏休み、さーて地の利を生かし、コスパ重視で車でのんびり移動することは決めたものの、宿泊先どうしよう・・・。

幼稚園生と小学生の男子二人だし、あんまり気を使わないで済むところが良いなあ、

なんて思っていたところ、宿泊予約サイトBooking.comでとあるキャンプ場が目に止まりました。

Booking.comではキャンプ場も検索ができる

モビールホームで1泊104€。うーーん、ただのキャンプ場のロッジだとすると安くはない。

でもBooking.com上の評価は良かったことと、ブルゴーニュワインの街、ボーヌのすぐ近くだったことから泊まってみることにしました。

なにせBooking.comなので、日本語で予約できるし、宿によっては無料キャンセルも可能。

しかもクリック一つですぐに予約成立

えいっと決断さえすれば、簡単に予約することができました。

ちょっとしたビジネスホテル以上の機能

モビールホームとは思えないきれいなベッドルーム

さて、実際に宿泊してみて驚きました。

プレハブのモビールホームなので、多少安普請なところはありますが、ダブルベッドとツインの2ベッドルームで、綺麗なキッチンにシャワー、そしてソファにダイニングテーブルまで!

2LKだと考えると104€は安いかも。

屋根付きのテラスで食事も可能

また、外にはテラスがあり、外で雨にぬれずに食事することもできます。

テラスのスペースも含めれば下手なビジネスホテルや低級ホテルより広々と使えます。

しかも、隣の部屋との距離があるので、子どもたちが少々うるさくなっても大丈夫です。

食事に飽きてしまっても子どもたちを外の芝生で遊ばせておくことも可能。

キャンプ場の良さを楽しみつつ、快適なステイもできるのは子連れには大変助かりました。

キッチンには食洗機まで!

さらに、こちらのキャンプ場の良かった点は、モビールホームなのに食洗機が付いていることです。

食洗機付きの快適なキッチン。簡単な食事もストレスなく作れます。

食洗機って、日本の一般家庭でもあんまり普及していませんよね。

ところがフランスではほとんどの家に食洗機がついているので、旅先でも食洗機を付けてほしいというニーズがあるのでしょうか?

一般家庭と変わらない大容量の食洗機が付いていました。

 

なんといってもママにとってキャンプで煩わしいのは食事の支度と後片付けです。

そんな時、食洗機があると後片付けの負担がかなり軽減されますね。

食洗機のほかにも食器はもちろん、電気ケトル、電子レンジ、コーヒーメーカー、IHコンロ、冷蔵庫といったものがそろっているので、長期滞在にあたってもストレスフリーです。

なお、その後も何か所かキャンプ場に滞在しましたが、食洗器があるのはキャンプ場は珍しいようです。それでも他のキャンプ場でも何日か滞在するには十分な設備が整っていました。

シーツは持参、チェックアウト時は自分で掃除

さて、良いこと尽くしに見えるフランスのキャンプ場ですが、一つ日本と異なるシステムがあります。

それは「清掃料」という名目のデポジットをチェックイン時に取られるということ。

汚くして返されたり、部屋を大きく破損された場合の補償費を事前に徴収する仕組みです。

キャンプ場に限らず、Chambre d’hot(シャンブル・ドット) やGite(ジット)と呼ばれる、B&Bタイプの宿でもデポジットを取られることが時々あります。

ただし、これはチェックアウト時に綺麗な状態で返せば、返金されることが多いようです。ロッジやモビールホームのキャンプ場では清掃まですることが条件になっていることが多いようです。

今回宿泊した宿では清掃キットを渡され、それをチェックアウト時に自分で掃除をしました。

清掃キットでチェックアウト時にお部屋をきれいにすると清掃料が返ってきます。

また、多くのキャンプ場ではシーツの貸し出が有料です。

自分でシーツを持ち込めばこの費用は浮くので、キャンプ場滞在をする場合は是非自宅からシーツを持っていきましょう。

ということで、フランスのキャンプ場は値段の割に高機能でコスパが最高でした。

この他にも、フランスのキャンプ場ではテントサイトやロッジなどももちろんありますし、最近世界的に流行っているツリーハウスも多種多様なものがあります。

ちょっとコストを抑えつつ、快適に自然の中で過ごせるフランスのキャンプ場滞在、もし機会があればぜひチャレンジしてみてください!