絵本とドリルでみるフランスの幼稚園

フランスの新学期の頃、新しく幼稚園や小学校に入学する子どもたちのために、学校での生活をわかりやすく楽しく教えてくれる絵本がたくさん並びます。今回はそんな絵本や幼稚園児向けのドリルをみながらフランスの幼稚園の様子をご紹介します。

目次

絵本で楽しく幼稚園を学ぶ

フランスの新学期は9月。バカンスの終わりの8月から9月になると本屋さんには新しく学校に入学する子どもたち向けに、学校をテーマにしたさまざまな絵本が並びます。ちょうど日本でも入園・入学のシーズンになると幼稚園や小学校入学をテーマにした絵本が増えるのと同じような感じです。

次男がフランスの幼稚園に通い始めたのをきっかけに我が家も少しでも幼稚園に早く慣れようと一冊買ってみました。

本のタイトルは『私の初めての新学期』です。動物の子どもたちが初めて学校に通う、という内容です。

中身を見るときちんとストーリーがあるというより、知育的な内容です。

これは幼稚園での1日を紹介した絵本です。写真のページでは登園した時、お絵かきの時間、外遊びの時間、絵本の時間と一日の幼稚園の1日の様子を紹介しています。

このほかに給食の時間、トイレのマナーなどのページがあり、フランスの子どもたちの過ごし方をしることができます。

ちなみにこの本は学校といってもおそらく初めて幼稚園に通う小さい子向けの内容です。フランスでは幼稚園は英語のkindergardenではなくl’école というように学校という位置付けで遊ぶところではなく、一種の教育機関です。3〜4歳の子が「幼稚園がどんなところか」をわかりやすく学べる内容になっています。

こうした本は小さい子向けの本はフランス語のできない私でもなんとか解読できるので、非常に助かります。また、「一緒に遊ぼう」などの簡単な会話が吹き出しで入っているので、これからフランス語を初めて学ぶ年長の次男にもちょうど良いレベルです。

学校の紹介のほか、色や形、動物など幼稚園生が使うような基本的な単語も学べます。

とにかくイラストも色も可愛いですよね!さすがデザインのセンスが良いなと感心してしまいます。

幼稚園児向けドリルも可愛くて楽しい

幼稚園児向けのドリルも買ってみたところこれが可愛いんです!

こちらは年長さん向けのドリルです。

中もカラフルで可愛いですね。内容的にはしまじろうの教材、と言った感覚でしょうか。写真の左のページは定冠詞のお勉強のページです。日本人には手強い、男性名詞、女性名詞の区別ごとにlaとかleとか答えのシールを貼っていきます。右側はぐちゃぐちゃのテーブルをシールで綺麗にしましょう、というワークです。マナーも入ってくるあたりが、日本と少し似ています。

お勉強ドリルと言っても幼稚園児向けなので、少し線をなぞったり、シールを貼ったりとあまりお勉強、お勉強はしていません。シールを見ているだけでカラフルでワクワクしますね!

というわけで、絵本とドリルでみるフランスの幼稚園でした。ほんの少しですが、フランスの幼稚園の様子やどんなことを勉強しているのかしることができました。

こうした本を通じて次男が少しでも早く幼稚園に馴染んでくれたら良いなと思います。