パッサージュ全部がおもちゃ屋!?JouéClub Village Paris

大人も子どももどちらも楽しめるパリ観光スポットに行きたい!そんな方におススメなのが、パリ伝統のアーケード街「パッサージュ」に内にあるおもちゃ屋さんです。古き良きパリのノスタルジックな雰囲気を残すパッサージュを散策しながら、パリらしいおもちゃをお子さんに買っちゃいましょう♪

今回はオペラ地区のすぐ近くのパッサージュが丸ごとおもちゃ屋さんのJouéClub Village Parisをご紹介します。

目次

パッサージュ1つが全てオモチャ屋!?

パリには18世紀から19世紀につくられたパッサージュと呼ばれる天井がガラスのレトロなアーケード街がいくつも残っています。

パッサージュ・デ・パノラマもその一つ。狭い通路にはいくものカフェやビストロ、アンティーク写真店などが軒を連ねます。

そうしたクラシックな通りを歩いているだけで別世界に迷い込んだようでワクワクします。

ビストロがたくさん並ぶパッサージュ・デ・パノラマ

そんなパリのパッサージュの中で、まるまるオモチャ屋というパッサージュをみつけました。

入ってみるとずらーっとオモチャ屋が入っているようです。

丸い天井に可愛らしいステンドグラスが入っています。作られた時期は1860年頃なので、150年ほど前のパッサージュになります。

この全長100メートルもない小さなパッサージュの全てがJouéClubという大手玩具店の店舗になっています。その名もJouéClub Village Paris。さながら小さなオモチャ村のよう。パッサージュに面したショーケースも可愛いディスプレイでテンションがあがります!

中は定番のおもちゃがズラリ

これはオサレなオモチャがみつかりそう!とワクワクして中に入ってみましたが、意外にも日本のオモチャ屋やトイザらスと大して変わらない商業的なオモチャ屋の雰囲気でした笑

というのもJouéClubはフランス国内外に320店舗以上を展開するフランス最大のおもちゃチェーンなのです。なので、おしゃれなおもちゃというよりは、フランスの子どもたちがリアルに欲しがるおもちゃを中心においています。いうなればフランス版トイザらスなのです。

パッサージュに見合うオシャレなおもちゃを期待していたのですが、それでもめげず何かフランスらしい面白いものが無いか探してみましょう。

こちらはフランスの子ども達には欠かせないdoudou(ドウドウ)というぬいぐるみです。色使いが可愛くて、小さなお子さんがいる方へのお友達へのお土産に良さそうです。

可愛いdoudouはフランスの子どものベビーカーによくぶら下がっています

こちらもウサギやネズミのdoudouです。とにかくフランスの幼児向けのオモチャはパステルカラーが絶妙にやわらかです。旅行の際にイタリアやスペイン、北欧の国でもおもちゃを見て回りましたが、これらの国々はよりはっきりした色合いのものが多く、この淡い色調はフランスのお得意分野!というところでしょうか。

なんとも言えない色合いのぬいぐるみたち

ところが、これがもう少し幼稚園の子ども向けのおもちゃになると急に原色使いになり、日本やアメリカのオモチャと変わらない雰囲気になります。

こちらは幼稚園生から小学生ぐらいの子ども向けのコーナー。レゴシリーズやポケモンはフランスの子ども達にも鉄板です。もうdoudouのようなオシャレな雰囲気がなくなってしまうのは残念。女の子のおもちゃはシルバニアファミリーやおままごとセットなど日本でも定番のものが見られました。

パーティコーナーには海賊やナイトになれる変身グッズが多数ありました。やはり剣はどの国でも男の子たちの憧れですね。こうしたなりきり系のアイテムはフランスの古城や観光地にいくと必ずある人気アイテムのようです。日本でもハロウィンの仮装などで使えそうですね。

 

パリで日本の折り紙を発見!

さて、個人的に興味を引いたのはフランス製の折り紙でした。

Origamiという名前でDJECOという会社のものが色んな種類揃っていました。クジラや鳥の折り紙はとってもカラフルです。値段は8.9€なので結構高いですが、柄が日本にはないような素敵な柄なのでついつい買ってしまいたくなります。

ちなみに、友人から聞いたのですが、同じ柄でもフランスの微妙な色合いは日本ではうまく印刷屋さんが再現するのに苦労するのだそうです。色彩感覚といった感覚的なものなのか、技術的なものなのか、フランス独特なのかもしれません。

個性的な柄の動物折り紙。折り終わったあともアートになりそう。

こちらは個性的な動物の顔の折り紙。簡単そうだし、子どもも喜びそうですね。

懐かしいパックン折り紙も。子供の頃良く作りましたね。開くと中に可愛いイラストが出てくるようです。

そして紙飛行機もありました!パイロットが飛び出ていたり、乗客が乗っていたり、個性的なデザインです。

値段は平均5€からとかなりお高めです。ダイソーなら100円で多種多様の折り紙を買えることを考えると折り紙としては非常に高額です。ただ、デザインが可愛いので、お土産には良いかもしれません。

というわけでJouéClubは全体的に良くある商業的なオモチャ屋さんでしたが、フランスの子どもたちがどんなもので実際遊んでいるのかを知るにはとても良いお店でした。きっと子どもたちが喜ぶおもちゃが見つかるはずです。

子どもとパリを旅行する方、日本にお子さんがいる家庭へのお土産を探す方にオススメです。

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