絵本好きにはたまらない!子どものためのパリの本屋さん

フランス語はわからないけど、本が大好き!特に絵本なら文字も少ないし、言葉がわからなくても見ているだけで幸せよね~。という方におススメなのが、サンジェルマン・デ・プレの本屋さん”Chantelivre”です。

こちらの本屋さんは特に子ども向けの絵本が充実してて、なんと常時5万点おいている本のうち、33%が6歳以下の子どもための絵本、31%が未成年向け、そして19%が大人向けなんだそうです。それもそのはず、フランスの老舗絵本出版社であるl’ecole des loirsir の創設者の一人であるJohn DelasがロンドンのChildren’s Books Centerに感銘を受けて1974に書店を開いたのだそうです。同じ建物にはl’ ecole des loisirの事務所もありました。

さて、店内に入るとお店の手前に大人向け書籍と、小学生以上向けの書籍やフランスの漫画コーナー、お店の奥半分が絵本コーナーになっていました。

絵本コーナーは自然光が入るようになっており、とても明るくて優しい空間になっていました。そこにびっしりと並ぶ本。どれもこれも厳選された書籍で目移りしていまします。フランスの書店でよく見かける、パズルや知育玩具も充実しています。

また、通路の角々には「冬」や「モンスター」「乗り物」など様々なテーマの絵本がディスプレイされています。特に、私が行ったときは、「赤ずきんちゃん」のコーナーが目を引きました。様々なテイストの「赤ずきんちゃん」が並んでいます。おそらくフランスの作家さん以外の翻訳者もあるのではないでしょうか?

早速読めもしないのに、本を物色です。じゃーん!また調子に乗って6冊も散財してしまいました~。が、頑張って翻訳せねば。

今回買ったもので面白いのはこちら”le TOUR du MONDE de MOUK (ムーク世界を旅する)”

 

自転車に乗って世界を旅するムークちゃんというクマが世界を旅するというお話なんだそうです。よく書店で見るなあと思っていたら、アニメ化されている有名なシリーズなようです。

 

この本ではムークちゃんは日本の九州地方でお花見をしています。っていうか九州ってマニアック(笑)九州にゆかり深い人間で大好きな土地ですが、世界から見たらどこ?ですよね、きっと。もしかしたら10年後に日本に遊びに来る若者たちに「九州知ってる?」って聞いたら「もちろん!」って帰ってくるかもしれませんね!

ちなみにこの本、巻末にシールもついていて、自由に本にキャラクターを貼ったりはがしたりできるようです。絵柄もカラフルでかわいいですね。

というわけで、絵本好きにはたまらないパリの本屋さんの話でした。セーブル・バビロンのボンマルシェのすぐ近くなので、お土産品調達のついでに立ち寄ったら楽しいでしね。