子連れ海外引っ越しは手荷物が大変!出発からホテルまで

小学生3年生と年中男児二人を連れて一家4人でパリに引っ越し。引っ越し当日の大量の荷物とホテルまでの移動をレポートします。

目次

海外赴任の強い味方!航空会社の「赴任サービス」が便利

海外引っ越しの場合、船便を送った後にどうしても出国直前まで使う日用品が残ってしまいます。

航空便はダンボール2〜4箱しか送れないので、荷物の多い子連れ家族ではとてもまかないきれません。また航空便は到着まで2週間かかるため、最後は自分たちの手で荷物を持っていかないといけません。

そんな海外赴任者のために航空会社が通常預けられる荷物に追加で荷物を預けられるサービスを用意しています。

我が家の場合、一人あたり2個のところ、さらに2個追加できます。家族四人でなんと16個を手荷物で預けることができます。さらに機内持ち込みは通常通り、一人2個まで持ち込めます。

個人でも申し込めるので、必ず使いたいサービスです。

大量の荷物とともに海外引っ越し

我が家は現地について1週間で日本人学校に通うため、長男の教科書やノート、お道具箱などの学用品がかなり嵩張りました。また、次男の絵本やおもちゃもいくらか残ってしまいました。

またパソコンやプリンタなどの精密機械は航空便や船便では壊れるリスクが非常に高いうえ、パソコンのリチウムイオンバッテリーは機内預け入れが禁止されているため、機内持ち込みにする預け入れにする必要があります。

この他に現地ですぐ使う変圧器などの重量物やチャイルドシートも持っていきました。

結局、家族4人で

  • ダンボール10箱
  • スーツケース大 2つ
  • スーツケース小 3つ
  • チャイルドシート 2つ
  • 家族それぞれのリュック4つとママのハンドバッグ1つ

と大量の荷物になりました。これを前日までに空港に着くように宅配便で送ります。

ちなみにチャイルドシートやベビーカーは預け入れ荷物の制限枠とは別に子ども一人つき1つ無料で預けることが可能です。

問題発生!荷物が宅配サービスで送り切れない

航空会社のサービスで荷物を6個まで無料で集荷してくれます。ただ、これを超えた荷物は送料が自己負担になります。

追加送料は良いのですが、集荷にあたって大きな問題が2つ発生しました。

1つ目の問題はあまりに荷物が多くて集荷に来たヤマトのトラックに乗り切らなかった!

2つ目の問題はチャイルドシートが箱に入っていないのと、サイズが大きすぎて宅配不可だと集荷時に判明しました。送れないということは想定しておらず焦りました。

仕方なく一回目の集荷で乗り切らなかった荷物は自分達で空港まで車で運びました。

荷物が多いとチェックインに時間がかかる

私たちは荷物が多すぎるため、チェックインにもものすごい時間がかかりました。4人分な発券はすぐに終わりましたが、大量の荷物の重さを計り、ラベルを貼るのに航空会社の職員二人がかりで10分近くかかりました。

ようやく終わった頃には、私たちの後ろに並んでいた10数人の手続きは終わっていました(汗)

荷物が多くなってしまった場合は早めに空港について手続きをする方が安心です。

現地空港に到着

さて、時間は飛んで12時間のフライトを終え、ようやくフランスのシャルル・ド・ゴール空港に到着しました。

この時点で日本時間の真夜中1時すぎ。子どもは機内ではほとんど眠れなかったので、さすがにお疲れモードです。

ピックアップした荷物もこの通り

カート3台分の荷物です。大人二人の手では足りない量です。小3お兄ちゃんにも頑張ってもらい、運びました。

空港からホテルの移動は大型バンを利用

空港からホテルまでは”le cab”という会社の運転手つきの大型バンを借りました。手配は現地の赴任先の同僚にやってもらったようです。

写真が不鮮明ですが7人乗りのベンツ車で、あの大量の荷物がらくらく乗る上に、乗り心地も非常に快適です。運転手もシュッと体が引き締まったかっこいいお兄さん。

いわゆるタクシーとは異なるらしく、ハイヤーの大型バンタイプなのかもしれません。大きさ的には日本では良く見かけるミニバンではなく、ひとまわり大きい商用バンの大きさです。

料金が定額制という大きなメリットです。CDG空港からパリ市内は渋滞し、1時間の距離が2時間かかることもあるそうです。こうしたどの輸送会社がオススメかは現地にいる前任者に聞いておくと良いですね。

いよいよパリへ

幸い空港自体からの道は空いていて、快調にパリ市内までこれました。市内に入った瞬間街並みがいわゆるイメージ通りの街並みに。

クルマの中からエッフェル塔が見えるとようやくパリに来た実感が湧きます。

ホテルに着いてからが一番危ない!

さて、ホテルに着いたら歩道にドンドン荷物を降ろしていきます。今回は我が家の到着に合わせパパの同僚と、昔から付き合いのある友人がホテルに駆けつけてくれました。

びっくりしたのですが、二人ともこの荷物を運び入れるためだけにわざわざ来てくれたということ。パリ市内は盗難・ひったくりの犯罪が非常に多いため、チンタラ荷物を運んでいるとすっと持っていかれてしまいます。

既に現地に住んでいる友人たちがドンドン荷物を運ぶスピード感と緊張感を感じながら、外国に来たのだなーと実感します。

大量の荷物で部屋が一杯になりました。

部屋まで荷物を運ぶのを手伝ってくれると、二人ともすっと帰っていきました。外国での日本人なら助け合いが非常に心強いです。

長いフライトの後で我が家だけだったら、子どもの面倒と荷物の面倒でパニックになっていたことでしょう。

今回の海外引っ越しの反省

さて、今回日本からフランスへの移動を経験した反省ですが、

もっと船便で送っておけば良かった!

ということに尽きます。海外赴任サービスは非常に便利なので絶対活用した方が良いです。ただしあくまで自分たちで管理できる範囲内の荷物に留めておく必要があると感じました。

そういう意味では親たちの甘い計画に小3のお兄ちゃんとパリ在住の友人たちでフォローをしてもらって本当助かりました。

 

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