プログミングを体感できる積み木!フランスでみつけた知育玩具

クリスマスを前に新作オモチャが続々と店頭に並ぶパリですが、大好きな自然系雑貨店、Nature Decouvertesの知育玩具コーナーにも、理科や数学を遊びながら学べる様々な新作オモチャが登場しています。

その中で、「プログミングを学べる積み木」Jeu de parcours en 3Dというオモチャを思わず買ってしまったのですが、これが中々良くできている!6歳からプログミングを学ぶことができていまうこの積み木についてご紹介します。

目次

フランス版「クーゲルバン」

辞書を引いて見るとparcoursとは「工程」だそうです。知育玩具好きな方なら、ドイツのHaba社の「クーゲルバン」が思い浮かぶのではないでしょうか?「クーゲルバン」を日本語に訳すと「王の道」。積み木の中に穴が開いていて、うまく組み上げるとビー玉が積み木の道を転がっていくオモチャです。

積み木でプログミングが学べる

Jeu de parcours en 3Dもクーゲルバンと同じく、穴の開いた積み木で道を作るオモチャです。しかし一捻りしてあるのが、付属のカードを使うとプログミング言語を使わずに、プログミングを学べるという点。

箱を開けると中に4色の積み木とビー玉、そして何やらカードが入っています。

カードの表には問題が、裏には答えが載っています。

4色の積み木は色ごとにそれぞれ穴の開き方が異なっており、組み合わせによっていく通りも「道」を作ることができます。なお、Naturalという茶色ブロックには穴はなく、高さを調整するために使われます。

ちなみにこの問題の答えはこちらです。

カードはレベル1〜4まであり、レベル1で積み木の使い方を学びます。

レベルが上がるにつれ、積み木の組み方が複雑になり、中級になると「プログミング言語風の問題」が出てきます。ただし、低年齢の子でもりかいできるように特定のプログミング言語ではなく、よく見るとフランス語の自然言語で書いてあります。なので、順番に読んでいくと、ブロックが組めるようになっています。

別の問題ですが、実際に組み上がったのがこちらです。

対象年齢6歳から遊べる!

さて、対象年齢は6歳からとありますが、5歳の次男でも意味はわからないながらも絵を見て組み上げることができました。一通り絵の通り組み上げるとあのは自由に道を作って、あれやこれやと試行錯誤していました。

8歳の長男に至ってはすぐに、理屈を理解してパズル感覚で「これ、楽しい〜♪」とドンドン問題を解いていきました。

二人ともプログミングを学ぶという裏目的はあるものの、単純に積み木を積む楽しさや何度もボールが転がす楽しさ、問題を解く楽しさに夢中になっているようです。

惜しいなと思うのが、ブロックの数が少なく問題のバリエーションに限界があること。その点はプログミング云々関係なく、Habaのクーゲルバンで沢山の積み木を与えた方が創造性豊かなに大作を作ることができ、長い目でみたら遊びとしては楽しいのかな?と思いました。この辺は知育と純粋な遊びを両立させる難しさですね。

それでも、「プログミングを学べ〜!」という大人の下心が上手に隠されていて、良いオモチャだと思います(笑)学ばせたいという下心が見え見えのオモチャは大概の場合、うちの子たちは遊ばないので、オモチャとしての食いつきが良かったのでホッとしました。

フランスの知育玩具はデザイン性もよく、遊びと学びのバランスが良いものが多いので、これからも色々注目していきたいと思います。