フランスの学童 Centre de loisirs ってどんなところ?利用方法、料金

目次

Centre de Loisirsはバカンス中も利用可能

パリの現地幼稚園や小学校に子どもを通わせる際に気になるのは「とにかくお休みが多い!」ということですよね。

日本では大きな休みと言うと春休み、夏休み、冬休みの3回であることが多いでしょう(一部秋休みがあるかもしれません)

ところが、フランスの場合9月に新学期が始まってからほぼ6週間ごとに2週間のお休みがあります。

フランスの現地校のお休みを大変わかりやすくまとめているサイトから引用させていただくと

トゥッサン休み 2週間Vacances de la Toussaint 10月頃
クリスマス休み 2週間Vacances de Noël 12月頃
冬休み 2週間Vacances d’hiver 2月頃
春休み 2週間Vacances de printemps 4月頃
そして、7月から8月(週のまたぎ方によっては9月始めまで)の長い夏休み

出典:フランスの小学校の授業時間数と日数は、日本より少ない?

という形でとにかく休みが多いんです!その結果、授業日数も日本より3週間ほど短くなるんだとか・・・(同サイト調べ)親としてもそんなに頻繁にお休みになると、子どもの相手に追われてたまりません・・・。

このように学校の休みが非常に多いフランスですが、ありがたいことに共働き大国でもあるため平日と同じようにCentre de Loisirs(通称ソントル)と呼ばれる学童が子どもたちを預かってくれます。なので、仕事などで保育が必要な人は仕事を休まずに子どもを預けることができます。

預かり時間も学校と同じ8:30から最大18:30まで預かってくれます。平日と同じように親も働けるのは大変ありがたいですね。

もちろん我が家のように共働きでない場合でも子どもを預かってくれます。我が家は5歳児の男の子なので、母親と2人なんてとても2週間間が間が持ちません!!なので遊び場があるのは非常にありがたいです。

申込み方法

ソントルは市民であれば利用者であれば誰でも利用できます。ただし、市役所(パリの場合は区役所)で預けたい子どもの利用者登録をする必要があります。

もしその子が公立の幼稚園や小学校に通っている子どもであれば、学校の入学手続きをする際に、ソントルの利用登録も同時にしてくれます。これから利用登録する場合は,登録方法を以下の記事に詳しく書いてありますので、参考になさってください。

▼関連記事:ソントルの利用登録の仕方(パリ16区の場合)

利用料

ソントルは学校の授業料とは異なり、保育料が有料です。

区役所に届け出をした際の収入等級に応じて料金が決まりますので、事前に確認をしておくとよいでしょう。参考までに、2018年2月時点でのパリ16区の一日あたりの保育料は以下の通りとなっています。下記とは別に給食も別途有料で申し込むことが可能です。

出典;https://www.paris.fr/vacances-centres-de-loisirs

追記(2018年9月):2018年9月時点では上記のリンクは無効となっているようです。利用者用の料金表を見る限り金額の変更はなさそうですが、料金設定が利用状況により、より細分化されているようです。最新の情報が必要な方は市役所に問い合わせるのが良いでしょう。

なおパリ16区の場合ソントルは利用するためには基本的に事前予約となっており、当日飛び込みで利用すると30%の追加料金を取られるようなのでご注意ください。事前予約は区役所の専用ホームページから予約することができます。また、予約期間も決まっているので、区役所からSMSメッセージが携帯電話に送られてきたら忘れずに期間内に事前予約をするようにしましょう。

Centre de loisirsで子どもたちは何をして過ごしているのか?

さて、ソントルで子どもたちはどんなことをして過ごしているのか気になりますよね?

我が家も今回2月の冬休みに初めて週4でソントルを利用してみました。

こちらはとある日の予定表。アイキャッチの画像の雪だるまが日めくりになっていて、その日の予定がわかるようになっています。

まず、辞書を片手に頑張って解読してみましょう。

Moyens-Grands(年中-年長)

  • Musee Marmottan:Visite contee 13h30(マルモッタン美術館訪問)
  • Juex:course et melais(遊び:かけっこ)
  • geu de quilles (棒倒し)
  • Fabrricatien d’un cadre(額縁づくり?)
  • Creaition d’un bonhomme de neige mains(雪だるまの人形づくり?)
  • Dessine c’est gagner(書いたものを当てるゲーム ←??)
  • la mouffe, mon gant d’hiver(ミトン、私の手袋)

これは木曜日の予定ですが、美術館に行ったり、体を動かしたり、工作したりと一日盛りだくさんです!これなら子どもも飽きずに過ごせそうですね。美術館なんて親の私が行きたいぐらいですし、このほかにも水族館に行ったり、アクリマタシオンなどの遊園地に行ったりと、パリの学童はどんどんお出かけもするようです。有料ですが、全然お得です。

ちなみに火曜日、水曜日と通った限りでは楽しく通っているようです。たまたま平日いつもお世話になっている大好きな学童の先生が出勤してきてくれている、ということの良いのかもしれません。

というわけで、フランスの学童 Centre de loisirs をご紹介しました。我が家はたまたまうまく適応してくれていますが、日本人のお子さんによっては普段の学校と違う様子に戸惑ったり、仲の良いお友達がバカンスで学童にきていなくて、行きたくない!という子もいるようです。ただ、2週間もの間ずーっと親子で一緒にいるのも息が詰まるので、適度に学童を利用して息をけたらいいですね。

次男フランスの学童centre de loisirs へ行く。行き先はなんと水族館!?