パリ市内の移動に便利なTicket t+の買い方と利用時の注意点
パリ市内の移動に便利なメトロとバス
パリで非常によく使うもの。それはメトロ(地下鉄)とバスです。どちらも東京に負けず劣らず交通網が発達しており、ちょっとした移動にもとっても便利です。
中でもバスはルート上であれば1〜2ブロックに1つバス停があります。また、42番線のようにいくつかのバスルートは観光スポットを舐めるように走ってくれるので、いわゆる「観光バス」に乗らなくても、自分で主要な観光スポットを手軽に回ることができます。バスから見える景色を眺めながらのんびり移動するのも楽しいですね。
メトロとバスの共通チケット Ticket t+
10枚セットのCarnet de 10がお得
メトロとバスのチケットは共通チケットになっており「Ticket t+」といいます。買いやすいのはメトロの駅です。必ずメトロの改札のところに券売機があり、そこでチケットを買うことができます。券売機では現金またはクレジットカードで購入することが可能です。
おススメはCarnet de 10と呼ばれる10枚セットの券です。通常1枚1.90ユーロのところ、1.45ユーロで買えるのでお得!10枚あたりだとなんと4.5ユーロも安くなります。カフェでカフェ・クレームが一杯飲めてしまう値段なので、ぜひ10枚で購入することをおすすめします。
パリ市内のほとんどの交通機関で利用可能
Ticket t+ではメトロとバスだけでなくパリ郊外とパリを結ぶパリ高速鉄道(PER)やトラムウェイ、モンマルトルのケーブルカーにも使えます。また、90分以内の乗り継ぎであれば1枚の券をそのまま使うことができます。ちょっと残念なのは水上バスのBatoBusで使えないところです。もしBatoBusでも使えたら最強なのですが。
Ticket t+は万能ではない
もう一つTicket t+には残念なところがあります。それは90分乗り継ぎルールは万能ではないということ。Ticket t+を使って乗り換え可能なのは
- メトロ⇔メトロ
- メトロ⇔PER
- PER⇔PER(パリ市内)
- バス⇔バス
- バス⇔トラム
- トラム⇔トラム
の組み合わせに限ります。
一番よく使う
- メトロ⇔バス
が使えないのが痛いところです。乗り継ぎでうまくいかないと90分以内でもチケットを2枚消費してしまうことになります。私も最初のうちはこのルールがわからず、バスに乗った後にメトロに乗ろうとしたところ改札で引っかかってしまいました。90分経っていないのになぜだろう?と不思議に思っていましたが、駅の窓口で聞いたところメトロとバスの併用はできないと教えてもらいました。
1日に何度もバスとメトロを併用したい人はパリのSuicaのようなNavigoという入場券がありますのでこちらもおススメです。次回はNavigoについてレポートしたいと思います。