年末年始のセビーリャ観光 観光地やレストランは営業してるの? <スペイン アンダルシア旅行>
年末年始をヨーロッパで過ごし場合気になるのが、大晦日と元旦にお店が開いているか?です。私も年末年始の旅行先をアンダルシアにしたものの、特にレストランが開いているかは非常に不安でした。
色々調べてアンダルシアのセビーリャにしたのですが、結果は大正解!大晦日も何とか食いっぱぐれず、元旦も観光を楽しむことができました。
今回はスペインのセビーリャの年末年始の様子をレポートします。
大晦日の夜はレストランは開いているが数は少ない
大晦日の19時に到着する飛行機でセビーリャ入りし、レンタカーを借りてホテルに向かいました。ホテルに着いたのは19時半ごろ。すでに街には大晦日の夜をどこかのパーティで過ごす人たちで楽しげな雰囲気です。
チェックインした後、すぐに夕飯を食べに行きました。ホテルで「セビーリャでは大晦日にはタパス屋を含むほとんどの飲食店が閉まってしまうよ」という話を聞き、少し危機感を感じます。
念のためレストランを探す前に2人の子どもたちがお腹を空かして暴動を起こさないように、自宅から持ってきたおにぎりとセビーリャ空港で追加で買ったサンドイッチを食べさせてからホテルを出ました。これで親子ともに精神的な余裕ができます。
旧市街の外れにあるホテルから中心部に向かうとホテルの人の話の通りほとんどお店がやっていませんでした。なんでもスペイン人は友人宅でパーティをするか飲食店を貸し切って新年のお祝いをするのだとか。そのため一般客が入れるお店は少ないのだそうです。
しばらく歩いていると運良く路地裏に開いてるパエリヤさんを発見!まだ20時を少し過ぎたところで、1席空きがあり待たずに座ることができました。私たちが席についたあと、次から次へとお客さんがやってきて、その後は10〜20分待ちになったようです。ギリギリのところで滑り込むことができました。
早速、年越しソバならぬ年越しパエリヤを頼んで子どももお腹が満たされ、ほっと一安心。これで無事に年越しを迎えられそうです。お腹が空いてイライラした年越しとか最悪ですもんね。
なおメニューに明らかに新しい値段が貼ってあったのは大晦日特別金額だったのでしょうか?何だかんだ1〜2割増しな気もしますが、食事にありつけただけ文句は言えないのかもしれません。
食事を終えるとこの日は大晦日のドンチャン騒ぎには繰り出さず、ホテルで子どもたちと就寝しました。日付を超えるころ、街中で爆竹と花火の音が鳴り響くのを聞きながら気持ち良く寝入りました。
元旦は意外とお店も観光地も開いていた!
さて、翌日はホテルで食事を取ったあと、観光に出かけました。10時過ぎにホテルを出たのですが、意外とカフェもお土産屋も旧市街なら開いている?お土産屋はブティックやフラメンコのドレス専門店は閉まっていましたが、いわるゆお土産屋さんはポツポツ開いていました。カフェやタパス屋は7〜8割は開いていて、観光客もたくさんいて活気がありました。
元旦でも開いてる観光地
教会はほとんど閉まっていましたが、中心部のセビーリャ大聖堂はミサもやっていて教会内を無料で見学することができました。
フランスの大聖堂とも違う荘厳な雰囲気にスペインの絶頂期の勢いを感じます。
また、闘牛場も通常通り営業していました。こちらは日本語音声ガイドもあり非常にオススメ!闘牛の歴史を伝える絵画や衣装、牛の剥製が見学できるだけでなく、闘牛場に実際に出ることまできます。
歩くの疲れたー!観光嫌だー!と大騒ぎだった5歳の次男も闘牛場に出た途端、急に力がみなぎり、牛になりきって場内で遊び始めました。
闘牛場に行くともないし、ましてやフィールドに立てることもそうそうないので、面白い経験でした。
ランチを挟んでメトロポール・パラソルに行きました。キノコのような屋根の上が展望台になっていて、セビーリャを一望できました。
ジブラルタル海峡方向を見ると遠くにかすかに山が見え、アフリカかもしれないとワクワクしましたが、真相は分からずじまいです(笑)
もう一つ、元旦でも楽しかったのはスペイン広場です。日没後でも明かりが沢山あり、大勢の観光客で賑わっていました。
ちなみにこちらのボート遊びは日没後も楽しめてオススメです。ライトアップも綺麗でてごぎボートに乗りながらどこかのテーマパークにいる気分になれました。真冬にも関わらず、気温も15度を超えて暖かな日だったこともあり夜のスペイン広場を楽しむことができました。
レストランは人気店も開いている
さて、食事も閉まっているお店もあるものの、トラムが走るコンスティトゥシオン通りから市役所周辺の細い路地を中心に多くの店が営業していました。特にTripadvisorやgoogle mapで高評価を得ているような人気店もしっかり営業していました。
注意点としては気持ち早く席を確保すること。観光客が多いわりに全ての飲食店が営業しているわけではないので、お客さんが集中する傾向があります。
私たちもスペインの夕食時間が始まる20時ごろに目当てのお店にいきましたが、タッチの差で入れず10分ほど待たされました。タパス屋は夕方も営業しているので、日本流に18時とか19時に食事を済ませてしまえばよかったと少し後悔です。
ただ、タパス屋の良いところはコース料理と違ってどんどん注文してどんどんお皿が運ばれてくること。数品注文して食べ終えると、さっとお客さんが出て行くので、一般的なレストランより回転が早く営業時間も長いので少し待っていれば席にはつけるようです。
なんとか席に通されると、そこからはスペインのタパスを思う存分楽しみました!
というわけで、セビーリャの元旦は何だかんだと楽しく過ごすことができました。今回私たちは行きませんでしたが、街を周遊する観光バスや馬車、フラメンコショーなどのセビーリャの観光ハイライトも通常通りの営業でした。一部の博物館は営業していませんでしたが、主な観光スポットは開いているのは比較的大きな都市だからかもしれません。
また大都市ながら街もコンパクトで朝から晩まで観光したりカフェで休んだりしながら、1日十分楽しむことができました。
それにしてもセビーリャはパリに比べると明るくて暖かい!飛行機で2時間の距離なので気温も5度以上変わります。私たちが行ったときは暖気の影響で東京の三月ぐらいの気温でした。何より暖かな日差しを浴びて脳内に久しぶりに幸せ物質が放出された気がします。観光客も北欧やドイツ、イギリス、フランスの人が多く、みんな太陽を求めてきてることがよーーく理解できました。
ほんの束の間ですが、しっかり太陽パワーを充電して、鬱々としたヨーロッパの冬に負けないようにしたいと思います。